クロスパトロール 中央自動車道上り線追越車線規制(甲府営業所)
ブリーフィング内容
【本日の安全目標】
✅出発前のBF時に規制図の確認を行い自分の役割を確認しましょう
【直近の事故周知・内勤からの注意点】
✅逸走事故について:停車・降車時のルーティーンを徹底して実施すること(過去に甲府でも発生させていることを改めて周知)
✅走行経路確認:運転手・助手席・同乗者、車両に関わる者は周囲確認を怠らないよう留意すること。
特に反転路の道中や交差点などは安全確認を行ってから進入すること。
✅受傷事故防止:資機材の取り扱いは単独で行わないこと。保護具を正しく着用し注意義務を果たすこと
【注意事項】
✅非常駐車帯をジャンプしながらの予備標識設置となるので、車間・離隔確認を徹底する
✅応援隊員さん計4名が来てくださっている。役割を明確にすると併せて放任しないこと
✅下り勾配、線形左カーブ、追越規制と事故リスクが普段より高い現場であることを認識しておく
✅追い出し、発炎筒設置は兼務せず各々の役割に専念する
✅朝の時点で30℃を越える暑さになるので、熱中症対策は万全に
所感
■ 良好点
・設置時と撤去時とで人員の変更があったが、隊長が現場で声かけをしながらやってほしいことを明確にしていた為動きにロスが無いように感じた。
・お客様を規制から離脱させる場面で、上流監視員と連携を取り安全確認を行ったうえで完了させていた。
・撤去作業前に水分を摂取するよう声掛けが出来ていた。
■ 是正点
・無線でのやり取りに不必要な情報が入っている
→現地にて指導。簡潔に速やかに伝わるよう工夫を凝らすこと
・荷台ステップ、矢印の向き
→追越車線規制であったが右車線への変更を促すような表示になっていた為、帰社後に是正指導実施(現地での変更は危険を感じた)
・飛散対策が不十分(機能していない土嚢)
→現地で差し替えられるものの有無を確認すること。また撤去時には仕分けを行い、機能しない物品は交換するよう指導
■ 全体所感
注意点でも挙げられている通り、当該規制箇所は事故リスクが比較的高い箇所となります。
実際に規制に流入する直前(規制上流1km手前付近)では一般通行車による追突事故が発生しており渋滞が発生しておりました。
その状況は現場にもしっかり伝わっており、監視員はなるべくテーパーが確認できる位置、危険ではないであろう場所を選定し監視に努めていました。
しかしそんな状況であるからこそ緩衝区間へ立ち入ることの無いよう、また確認の為に接近する場合は単独で行わないよう指導致しました。
停車時や降車時には先ず各車両運転手が声掛けをし、同乗者へ輪止めの実施を促していたことは良好点として挙げられます。
応援の現場職員を交えての規制作業であるからこそ細かいところにまで目配り気配りをし、事故を発生させないようあらためて注意を促しました。
今回規制作業での反省・課題としては主に無線での連携が挙げられます。
初歩的な部分ですが、作業をスムーズに履行するためには明確かつ速やかに必要な情報を伝えなければなりません。
取り扱う場面ではそういった共通認識を相互に持つことが重要であることを意識するよう指導致しました。
パトロール実施者:甲府営業所 大賀 所長
高部 主任
日時:2025年07月18日 15:00~16:30
天候: 天気 晴 気温 34 ℃ 湿度 55 %
教育対象者:7 名
(システムチーム 中泉)