撤去パトロール 東富士五湖道路上り線登坂車線規制(大月営業所)
ブリーフィング内容
❏本日の安全目標【入室時の挨拶をしましょう】
❏天気:晴れ 気温:17℃ 湿度:22% 風速:2m/s
❏注意事項
・レーンマークがないのでドットとGRを数えて矢板を設置
・延伸部はドットに合わせ設置
・霧が出ることが多々あるので、
お客様と相談して遅れてスタートする場合もある
・登坂規制だが、テーパー部を300m11枚で切る(標準規制図では50m3枚)
・料金所過ぎてすぐの規制だが、
飛ばしてくる一般車もいるので注意すること
所感
【片岡部長】
テーパー撤去時のバック誘導や死角に入らない動き、
土嚢の回収などはテキパキ作業ができていた。
発炎筒について
駐車場での実験にてNEXCO支給の発炎筒にあっては
火薬部分が燃える → オクストップスが解ける → 紙部分が燃え残り、風で舞う
の現象が起こりこれが草木を燃やす原因となると感じ、
紙部分を切り取り、且つ筒の部分に水袋を入れて行った場合に
円滑に現場で使用できるかを行ってもらった。
また、オクストップスと両面テープが踏まれた実験を
何度も行ったが両面テープはリング部が車両に踏まれ破損してしまうのに対して、
オクストップスはタイヤに付着したりすることもなく、
飛んでいってしまうこともないため
オクストップス>両面テープと断定して、オクストップスを着用させた。
5本中4本においては駐車場での実験同様に紙部分が燃えることなく、
燃え残った。よって紙が舞い草木に燃え移るリスクは低減できる。
但し、オクストップスが手袋につくリスクを残したままとなり、
設置する際にオクストップスに触れずに設置できる方法を
検討するという課題が残った
アルミテープを巻く方法でも紙部分を延焼さない方法があるため、
路肩付近で草木に燃え移りやすい場所や焚き逃げが必要な箇所には
工夫をしながら使用して検証を続けたい
【大賀所長】
発炎筒とオクストップスの使用について、
実際に本線上にて確認できる場所であり、当現場を選定。
設置撤去パトロールへ出向く事を中心に実施しているが、
業務部長同行の元、管理者3名にて実際の撤去を確認する事は
これまで困難であり、初めての試みとなった。
過去の訓練でも発炎筒使用は行えておらず、
緊迫した現場の中でどのような工夫や
準備がなされているのかも確認する事が出来た。
我々が日ごろ支持している事にも、現場ならではの葛藤があり、
自ら噛み砕いて対応方法を考えているのだと実感した。
現場に寄り添い、いかに実情を収集できるか、
安全委員やチーフ社員の活用を更に見直し
展開していく必要があるのではないだろうか。
発炎筒の底部に水納パックをいれ延焼を止めるというものであります。
オクストップスと併用も可能であり、
燃えカスが残るリスクはありますが、延焼を防ぐ効果はありました。
今回の件で実証済とはなりませんが、未来へ向けた一歩にはなったのではと感じます。
今後も継続しより進んだ安全対策を講じるとともに、検証も進めて参ります。
【飯島】
今回片岡部長と大賀所長に同行させて頂き
発炎筒の試験も兼ね撤去パトロールを実施。
東富士五湖道路の須走IC料金所をでてすぐの登坂車線規制になり
比較的交通量の少ない箇所である。
新人隊員さんは上流への意識が甘いことがあり日々指導しておりましたが、
今回テーパー撤去の際に常に上流を見るしぐさが感じられたので成長を感じた。
引き続き継続して指導を行って参ります。
パトロール実施者:第三業務部 片岡部長
大月営業所 大賀所長
飯島主任
日時:2025年04月14日 15:00~16:00
天候: 天気 晴 気温 17 ℃ 湿度 22 %
教育対象者:5 名
(システムチーム 黒野)