営業所パトロール 中央自動車道上り線走行車線規制(飯田営業所)




ブリーフィング内容


本日の安全目標(日めくりカレンダー)
設置作業時における注意事項や装備品確認
P券車両の区間確認と使用法
PA閉鎖開始時の作業内容
PA閉鎖後の車両流入・ダンプ誘導時の行動確認や注意事項




所感


1.【保安誘導体制について】
 本現場では大型車両や重機が錯綜しており、
 巻き込まれ事故のリスクが高い環境にある。
 これを踏まえ、ブリーフィング時および現地にて、
 各隊員へ安全周知を丁寧に実施していることが確認された。
 隊員の理解度も高く、指示内容の徹底が図られていた。
 また、夜光チョッキや誘導棒の装備が全員に行き渡っており、
 視認性にも配慮されていた。

2.【装備品の事前点検について】
 始業前に夜光チョッキ等の安全装備の点検が確実に実施されており、
 隊員の安全意識の向上が見られた。
 【仮テーパー設置作業について】
 仮テーパー設置時には、2名体制で
 「監視員」と「発炎筒設置係」に役割分担され、
 安全に配慮した作業が行われていた。

3.【標識設置作業の安全確認】
 標識設置時には保安員が適切に配置されており、
 作業員も上流側をしっかり注視しながら作業していることが確認された。
 さらに、正対作業および指差呼称を活用し、
 標識のつけ間違いを防止する取り組みが行われており、
 安全管理が徹底されていた。

4.【飛散防止対策について】
 一週間以上継続する長期規制のため、
 矢印板に対する飛散防止措置が確実に実施されていた。
 矢板や土嚢の設置場所、ロープでの固定も適切であり、
 強風時の飛散防止策として高く評価できる。
 春先は「春一番」に象徴されるような突風が発生しやすく、
 特に注意を要する。
 隊員全員にもこの点を周知しており、意識の高さがうかがえた。

5.【車両の安全措置について】
 停車時の基本動作として「ハンドル切り」「サイドブレーキ」
 「輪留め」「5秒間の停車確認」がしっかりと実施されていた。

6.【お客様からの評価】
 急な規制オーダーにも迅速に対応したことについて、
 発注者様より「助かっている」とのお褒めの言葉をいただいた。

7.【現場の雰囲気と指導について】
 隊員間の雰囲気は良好であり、協力体制が構築されていた。
 一方で、仲が良すぎて私語が増える場面も見受けられたため、
 業務に支障が出ぬよう注意喚起を実施した。

8.【注意喚起事項】
 テーパー設置後にソーラー式表示灯(ソララ)を取り付ける作業中、
 一部隊員が共用車線側やトラックの後方で作業している場面が見受けられた。
 追突等の重大事故に直結する恐れがあるため、
 路肩側での作業を徹底するよう指導した。




■ 総評
 全体として、安全装備の徹底や作業中の
意識の高さが印象的であり、規制品質も高い。
 現場全体としての一体感と、お客様からの信頼を得る対応力が光っていた。
 今後も安全第一を基本に、
事故ゼロを目指した取り組みを継続していただきたい。

 
【竹内内勤補助所見】
夜設置の現場になり、初めての現場隊長のもとで作業を行います。
日が落ち暗くなり車からの認識が甘くなる時間帯でもあるので、
大きな合図や上流への意識がとても重要になると思います。
また、緊張のためか曖昧な指示になるところがありましたが,
他の隊員さんの助けや支えにより事故無く封鎖を完了することができました。




パトロール実施者:飯田営業所 藤林主任
竹内職員
日時:2025年04月12日 15:30~21:00
天候: 天気 晴 気温 14 ℃ 湿度 60 %
教育対象者:13 名
(システムチーム 黒野)