所長パト 関越自動車道 上り線 追越車線規制(高崎営業所)



ブリーフィング内容


・上下班(別現場含む)全体への周知として、PA内でのドア接触の概要説明と再発防止対策
 SAPAコンビニへの不要な立ち寄り禁止、トイレ休憩、お客様からご指定された集合などの場合は
 周囲に一般車が停まっておらず、ご利用される方の迷惑とならないように
 施設から離れた位置を選ぶこと、
 右左方及び後方確認と強風で煽られないようダッチリーチを用いての開閉を指導

・強風での飛散事故防止の徹底
 地域特性として風の強いエリアであるため風が起因となる事故が起こる可能性がある
 資材養生は元より荷台の整理や規制内で何らかの飛散が起らないか巡回を強化し、
 風に対する備えを怠らないよう指示
・バックルーティーンの再確認と徹底
 規制車からの緩衝区間100m、さらに規制車から20mを最終地点として不用意に車両を後進させない。
 また、運転手と誘導員との打ちあわせを必ず行い、最終停止位置の共通認識をもって
 バックを行うよう指導
・指差し呼称と複数名による最終確認
 予備標識設置時は2人以上が指差しにて設置時間違いがないかを確認する
 また、設置作業をする人のほかに下流の標識車運転手など
 作業から離れた場所からの最終確認をするように指示
・新人隊員へのフォローと声掛け
 上下線に現場2回目の新人隊員がいるため、
 隊長さんを中心に声掛けと単独行動防止を心がけるように指導。

 
所感

事故再発防止対策強化の為、山本チーフと共にパトロールを実施。

前日の迎え入れ時に周知した内容に現場情報など詳細を追加し改めて再周知を行いました。
また、風による事故という観点から強風による資材の飛散事故防止についても指導をしました。

現場内では、資材への土嚢による養生と荷台の整理がなされており、
再発防止に対する個々の意識付けがなされていると感じました。
テーパー監視員と作業帯の上流監視員に加えて巡回員もしっかりと配置されているほか、
離れた隊員さん同士が定期的に無線での報告を入れており
現場保全の意識の高さが伺えました。

研修が明けたばかりの隊員さんに対しては、
隊長がついて上流監視の注意点や分かりやすい車両流入誘導のレクチャーを行っており、
新人隊員さんが孤立してしまわない(=疎外感からくる離職がない)ように
気を配ってくれていました。
今後も多くの隊員さんの雇用を目標とする中で、先輩隊員の頼もしさが見えたのではと思います。

事故再発防止対策として帰社時にダッチリーチの実技訓練を行いました。
「ダッチリーチ」を当社に入って始めて聞く隊員さんや、また意味の解らない隊員さんも多い中で
ダッチリーチによる力のかかり方、周囲確認のしやすさと言った効果を実感してもらうことで
特に入社歴の浅い隊員さんには効果的な予防方法であること理解してもらえたのではと思います。

現場パトロールと今回のダッチリーチの訓練を通じて改めて感じたことは
現場指導に勝る対策は無いという点でした。
室内で説明するだけでは隊員さんにこちらの意図やイメージは伝わらず、
実際に見に行く・やって見せることの重要性を痛感しました。
また、現場に行って現場で働く隊員さんの生の声を吸い上げることで、
一丸となって安全対策に取り組めるのだと感じました。
今後はさらに多く現場に足を運んで、事故の対策と安全作業の啓発を働きかけて参ります。

パトロール実施者:高崎営業所 佐藤所長代理
北関東支社 山本チーフ
日時:2023年2月15日 06:00~11:00
天候:天気 晴 気温 4 ℃ 湿度 35 %
教育対象者:11 名
(システム推進室 安富)