■受講目的
①高所作業車の操作ミスを減らして、事故を起こさない為の技術向上を図るための訓練

②上空監視員の役割と重要性を改めて知ってもらう為の(研修)再教育

③オペと上空監視員との連携(無線による合図確認)強化を現場で行ってもらう為の講習

■ 10:30  開催挨拶 林支社長

「ハインリッヒの法則にもあるように数が増えてくると、いつか重大災害に発生する

可能性が非常に高くなります。

そこを防ぐ為にも事前に危険源を洗い出し、本日の訓練に活かして行きたいと思います。
今後事故を発生させない為にも、全員で体得していきましょう!」

■ 10:40~12:00 講義 山浦社長

【声掛けのコミュニケーション。とにかく声をかけることが大切】
◆使用する際の留意点
・運転手との密な打ち合わせが必要となり 監視員との連携が最も重要なことになる。
・事前に支柱などの障害物をオペ・監視員・運転手で時間が掛っても確認しておくこと。

◆スーパーデッキを使用する際の留意点
・補助輪は完全なものではないことを認識する。よって異常警報がよく発報する。
・補助輪の水平調整は1%位。ほとんど水平調整は出来ない。
・オペ・運転手・点検補助員・監視員の4名で配置され、
どうしても前記の順で序列が付き易いが、
むしろ監視員の方が上位に来るような配置を行い、
ベテランオペが監視員として配置に就く様な体制を組む事が望ましい。

◆スカイマスターを使用する際の留意点
・モバイル以外の固定車  重要なのは「設置」
①地表面の確認…安全な箇所に設置しているかの確認
※軟弱地盤のような場所は棒を地表に差し点検・確認する。
②目標物の確認…点検箇所にバケットが届くのか確認
③障害物の確認…架空線や樹木、街路灯、高欄の外側まで見るように確認を行う
・狭小箇所ではプロの監視員を配置する。
・アウトリガーが一番大事で監視員に死角を必ず確認させるようにする。
立証させる場所の指示を行い、街路では特に人や自転車との接触に気を付ける。

■ 13:00~15:45 高所作業車の実技訓練・監視員の教育
【班分け】
①BT専属班:オペ2名(内勤 宮本)・監視員4名の操作訓練

②スーパーデッキ/スカイマスター:オペ4名が操作訓練

③監視員と運転手:6名がそれぞれの機種に対応して、オペとの連携や確認の訓練

■ 16:00  閉会挨拶 森山部長

「今日だけの訓練にならないよう、今後も定期的に事故を未然に防ぐ為にも、
こういった講習会や実技訓練を開催したいと思いますので、
今日参加出来なかった人も次回は参加できるようにして、
現場に入る隊員さんに高所作業車のオペと監視員の重要性を
知ってもらいたいと思います。」

■総評
〇座学は初めて受講したが、過去の不備に対する対策が蓄積されている内容であった。
〇高所作業の資格が無い自分も想像ができる解りやすい内容であった。
〇最初はぎこちなかったが、時間が経つにつれスムーズに動かせていた。
◎講師の指導は解りやすかった。
本番は初めて見る現場でお客様を横にのせての運転なので
さらにぎこちなくなる事を考えれば有意義な時間となった。
◎スカイマスター20以上 基本動作の繰り返し・監視員へオペ側の視点を
見せた訓練・監視員主導をもち訓練などを導入し、
短い時間でしたがオペ技術の向上につながる訓練ができていた。

・モバイルスーパーデッキではオペとの連携を重視した
下方監視員への講習を中心に行っており、午前中の座学と午後の実戦で
高所資格が無い隊員も少しづつではあるが
高所作業車の動きを把握できるようになっていた。

★今後はエンジさん対応営業所においては定期的に
監視員、運転者、作業補助のみの研修会開催を実施していきましょう。

◎本人たちが気付きづらい点を理詰めと実技で把握して生きた点が良好
◎危険ポイントを意識し手順に落として行けた点が良かった

実際にオペの操作や監視員としての視点から様々な危険性がある事を学び認識しました。この訓練で学んだ事を活かし今後点検業務の現場に入る隊員さんに周知・教育を行って参ります。

高所作業車_オペ・監視員研修200628

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実施場所:所沢営業所

日時:2020年 6月 28日 10:30~16:00

(システム課 勝山)